2009年 04月 23日
鉄人28号/鉛人28号 |
久しぶりの友人から電話があった。「今度自分の関係した舞台が天王洲アイルでありますので招待します」というもの。彼は現在舞台美術で活躍している。これまでの彼の積み重ねと、彼の口からでた「招待」とが絡み合い、久しく会っていなかったことが却って感情を高揚させた。当日は受付で名前を言うと「伺っております」と、かなり立派な席に通された。さて、その演劇の舞台というのは、なんと押井守氏の初舞台監督作品となる「鉄人28号」。そう、スカイクロラの上映後ほどない、監督の発表の場となる舞台で、彼は活躍していた。実は彼は、私が高校で教員をしていた時の美術部学生である。当時から、安定感のある思考と確実に仕事をこなす責任と行動力の持ち主で、そんな魅力に私が自身のルールを崩して3年生から部活に引き込んだ人物だ。舞台終了後、久しぶりにあった彼は以前よりもさっぱりとした雰囲気で、仕事が順調な様子が伺えた。監督や役者の名前は、web上でも当然繰り返されるが、スタッフの名前はなかなか出てこないものだ。カタログを購入することでようやく本人の名前を見つけることができた、ホッとした気持ちだ。そこにサインを求めると「まだこれくらいです」と彼らしいマークをしてくれた。またグッとやられた感じだ。
当時の学生の活躍に、自分も簡単には緩くなれないという感情が、私のひとつの原動力になっているのも事実だ。/ 黒川通利さん、さらなる活躍を楽しみにしています。
当時の学生の活躍に、自分も簡単には緩くなれないという感情が、私のひとつの原動力になっているのも事実だ。/ 黒川通利さん、さらなる活躍を楽しみにしています。
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by osamk37
| 2009-04-23 23:32
| エッセイ